肝斑

mami-clinic

2011年10月11日 18:43

沖縄で開かれた学会に参加できました。

日頃孤独に診療している私にとってとても貴重な機会となりました。

もっとも印象に残った講演は、大阪の形成外科医の葛西健一郎先生の

肝斑は、こすりすぎによるもの(炎症性色素沈着症)と考えています」

以前 論文の症例写真をみて「え~~、まさか~~」

と衝撃でしたが、先生が言いきられたので、さらに衝撃を受けました。

患者さんに、両ほほの肝斑に 

トラネキサム酸内服と

なるべく何もつけないで下さい 触らないでください(こすることになるから)」と指導すること

(これを実践させるのが至難の業です)

半年くらいで両ほほの色素沈着がみるみるとれていくそうです。

美白剤や 様々な施術は 不要 とのこと。

次から次へと新しくなる美容医療と対極にある?

「積極的無治療」(by 葛西先生)

うちあたいしながら、考えさせられました。




関連記事