2011年08月02日

手足口病

がまだ大流行中です。コクサッキーやエンテロウイルスが原因ですので、軽い発熱、下痢などの症状とともに主に手足、口腔内に水ぶくれがでます。あっという間に口周り、肘頭やおしり、膝小僧周辺にもぶつぶつが広がります。水疱メインなので水ぼうそうと似てますが、皮膚の症状の分布が偏っていることで、ある程度区別がつきます。
元気で夏かぜのようなものでとくに治療もなく対症療法でよくなります。症状(発疹)が出たときには、すでに感染力はない(まれに水ぶくれからもウツルそうですが)ので、本人が食事もとれて元気であれば、登園も問題ありません。ほとんどが軽症で1,2週間でけろっと水ぶくれもかれてきますが、まれに髄膜炎や脳炎などを合併することもあるので、いつも私たち親が全身状態を冷静に観察しないといけないのは、他のウイルス感染症と同じで小児の鉄則ですよね(自分にも言い聞かせてます汗手足口病手足口病手足口病







 ※写真は皮膚病アトラス第5版より


同じカテゴリー(皮フ科)の記事
ニキビ治療のゴール
ニキビ治療のゴール(2012-09-14 18:20)

疥癬
疥癬(2011-10-15 18:22)

酒さ(しゅさ)
酒さ(しゅさ)(2011-10-14 12:53)


Posted by mami-clinic at 13:09│Comments(0)皮フ科
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。