ドライスキンには保湿剤を
ドライスキン(乾燥した肌)の患者さんで、特に乳幼児の患者さんが多いですが、保湿クリームをまめに塗って、改善していくのをみると、スタッフ皆で、喜び合います。
それは、お母さんや保育園の先生他周りの大人の努力の証だからです。
(小学校高学年、中高生の患者さんたちが、しっかり自分で軟膏も管理して、よくなってくると、さらに感動して泣きそうになります。)
ドライスキンの皮膚症状は、冬に悪化しそうなものですが、ドライスキンの患者さんは、皮膚のバリア機能が弱まっているので、外からの刺激に弱くなっており、湿疹、あせも、とびひ、水いぼ、などなど夏の間も、あらゆる皮膚トラブルを被ってしまいます。
そこで大事なのが、お風呂の入り方(こすらず手で固形せっけんを泡だててササっと、短めに、でも石鹸は残らないようにしっかりすすいでくださいネ)、入浴後早めに保湿剤や保護剤(ワセリンなど)を塗る、かさつきがあるところは、1日何度でも塗る。
上記のスキンケアで、よくなります。でも、保育園で早朝から夕方まで過ごす子供さんたち(うちの子供も然り)に保湿剤をまめに家族が塗るのは、不可能です。そこで、担任の先生にも協力してもらわなければなりません。
すぐには改善しないので、こつこつ、根気が必要です。
なので、大人の手(愛情)がかかっているのがよくわかるので、乾燥肌がよくなってると、私たちは感動するのです。
ドライスキンの患者さんは、アトピーといわれている患者さんと重なってることが多いですが、アトピーという、「わけがわからない」という言葉はあまりわけがわからないので、私は使っていません。(他のわけがわからない皮膚疾患には、日々たくさん出会いますが。)
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